負荷分散に keepalived を使う前に知っておくこと(2)

に引き続き、keepalived を使う前に知っておくことを説明します。既に NAT や DSR 構成等の説明をしていますが、今回はバーチャルサーバ自体の障害への対策に関するインフラの話題になります。

keepalived のバーチャルサーバ冗長構成

keepalived ではバーチャルサーバがリアルサーバへアクセスを分散し、リアルサーバに障害が発生した場合は自動で切り離すことが可能な点については で説明しました。

ただ、この時、バーチャルサーバ自体が障害となった場合はどうなるのでしょうか。

バーチャルサーバで障害が発生した場合、アクセスを分散することができずリアルサーバに余裕があったとしてもシステムとして成り立たなくなってしまいます。

バーチャルサーバで障害が発生した様子

この為、バーチャルサーバ自体にも冗長構成の仕組みが必要になってきます。バーチャルサーバの冗長構成自体は通常、負荷分散構成ではなく、アクティブースタンバイの冗長構成が採用されます。

バーチャルサーバ自体の冗長構成の仕組み

keepalived でこのアクティブースタンバイ構成を実現する場合、既に機能が組み込まれており、VRRP というプロトコルを用いて行うことができます。

これまで多くのクラスタリングを行うミドルウェア(CLUSTERPRO、Veritas Cluster Server等)では独自に互いの系の死活を確認する方法については独自に実装されてきました。これらの死活監視の仕組みを共通的に統一する仕組みが VRRP になります(ルータ等では実装済み)。

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